チクチクする痛み 痺れ 卵巣嚢腫の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
10年ほど前から卵巣嚢腫、子宮内膜症、子宮筋腫、チョコレート嚢腫で3回も外科的手術をしてきましたが、卵巣嚢腫がまた大きくなり、漢方薬で体質を変えていきたいと来店されました。
生活リズムも乱れているようで、体も疲れやすく、体がボロボロの状態が続いているようです。
卵巣は左側だけ残っているそうです。
体はいつも熱くほてっている状態のようです。
手足が痺れて力が入らないことがよくあるそうです。
39歳 女性
中国医学的に『気血両虚』、『陰虚血瘀』の状態と考えられます。その為、体力や「血」を補っていく漢方薬、体を潤していく漢方薬、「血」の流れを良くしていく漢方薬などをお渡ししました。
1か月ほどしてチクチクする痛みがだいぶなくなり、手足の痺れも良くなってきているという報告を受けました。
2か月、3か月と続けていくうちにイライラしなくなり、少し余裕が出てきているようです。たまに引っ張られる痛みが出てくることがあるが、以前のような激痛はなくなっているそうです。
1年ほど続けてこられて卵巣嚢腫を検査したところ、8cmの大きさから5cmに小さくなってきているという報告を受けられました。体調も良く喜ばれておられます。
中国医学の考え方は、体力や「血」が少なくなりますと「血」の流れが悪くなり子宮筋腫、子宮内膜症、チョコレート嚢腫の原因になると考えます。これらは、「血」を補いながら「血」の流れを良くしていく必要があります。
「血」の流れが悪いとチクチク刺される痛みや、生理時に黒い出血・塊が出やすくなります。多くの方が「血」の流れを良くしていくことでチクチクする痛み・塊は軽減されて、生理時の出血も赤い色に変わってこられます。
子宮筋腫は5cm未満の方は小さくなり、きれいになくなる方もいらっしゃいます。今回のケースは8cmとかなり大きい筋腫でしたが、5cmまで小さくなって来られておられます。
今まで多くの方を見てきましたが、5cm以上の方で筋腫が小さくなる方は少ないかもしれません。しかし、中には筋腫が小さくなり、体調も良くなられる方もいらっしゃいます。いろいろ試してうまくいかない方は是非、ご相談くださいね。
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